AI実践チャレンジ【STEP⑤】SWOT分析を活用しよう

webマーケティングフレームワーク SWOT分析

前回のSTEP④ではマーケティング戦略で役立つ「3C分析」を学びましたが、今回はもうひとつの基本フレームワーク「SWOT分析」を紹介します。

SWOT分析は、自社を取り巻く環境を「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4要素で整理する方法です。
このフレームワークを活用することで、よりどのような戦略を打てばよいかが明確になります。

まずはSWOT分析の基本を押さえてた上で、プロンプトを作成してSWOT分析を実際に行なってみましょう!

まけぴよ

SWOT分析を行うことで、自社の今の置かれている状況がよくわかります。事業における新しいアプローチを考える上で、とても役に立つフレームワークです💡

目次

SWOT分析とは?

webマーケティングフレームワーク SWOT分析

SWOT分析は、次の4つの観点で状況を整理するフレームワークです。

企業や組織が自社の内部環境と外部環境を総合的に評価し、戦略的な意思決定を行うために活用できるフレームワークです。

SWOT分析のポイント
S(Strengths):強み

自社が持つ競合他社に対して優位性のある要素。
例)ブランド力、リピーター客の多さ、独自技術

W(Weaknesses):弱み

自社が持つ競合他社に対して劣っている要素。
例)生産コストの高さ、広告力不足、在庫管理の非効率性

O(Opportunities):機会

自社にとって有利な外部環境の変化。
例)新市場の拡大、トレンド商品の台頭、規制緩和

T(Threats):脅威

自社にとって不利な外部環境の変化。
例)新たな強力競合の参入、法規制の強化、市場縮小

この4要素を整理することで、自分たちが「何を強化すべきか」「どんなチャンスを活かすべきか」「どのようなリスクを避けるべきか」が明確になります。

マーケティング施策を考える際に、顧客獲得や売上アップのヒントを得るために、現状を客観的に把握するステップとして効果的です。

まけぴよ

SWOT分析は、自社の強みと弱みをセットで考えるという点で、
どちらかの極端の判断になりにくいという点がメリットです。

SWOT分析のプロンプトを考えてみよう

それではSWOT分析を行うプロンプトを考えてみましょう。

強み・弱み・機会・脅威の部分は、その理由も説明させることで、より具体的に内容が把握できるようにしています。

プロンプト例

#命令
マーケティングの専門家として、{#目的}、{#ビジネス情報}、{#条件}、{#出力形式}に従ってSWOT分析を行ってください。

#目的
この分析の目的は、街中にある小さなカフェが、周辺の顧客ニーズに合った新しいサービス戦略やアプローチを見つけ、競合する大手チェーンとの差別化を図ることです。

#ビジネス情報
– コンセプト:街角にある小規模なカフェ
– 提供価値:丁寧に淹れたコーヒーや自家製ペストリー、地域の人々が気軽に立ち寄れるアットホームな雰囲気
– ターゲット:近隣の住民や通勤客、学生など幅広い年齢層
– 課題:大手チェーン店が近くにあり、価格面やブランド力で優位に立っている
– マネタイズ:店内飲食、テイクアウト販売、限定メニューによる付加価値提供
– 特徴・差別化:店主のこだわりが詰まったメニュー、地域に根ざしたコミュニティ感

#条件
– SWOT要素(S・W・O・T)は各3項目程度で、箇条書き(-)で提示してください。
– 各要素には、なぜ強み/弱み/機会/脅威となるのかを1文程度で補足してください。
– 差別化ポイントは、SWOT分析結果を踏まえ、競合にない強みを明確化してください。
– 新アプローチ案を2つ用意し、すぐ実行可能かつコストを考慮した内容にしてください。
– 各アプローチは、なぜその施策が有効かを1文で補足してください。

#出力形式
出力形式は以下のように出力してください。

##Strengths(強み)
- 強み1(理由)
- 強み2(理由)
- 強み3(理由)

##Weaknesses(弱み)
- 弱み1(理由)
- 弱み2(理由)
- 弱み3(理由)

##Opportunities(機会)
- 機会1(理由)
- 機会2(理由)
- 機会3(理由)

##Threats(脅威)
- 脅威1(理由)
- 脅威2(理由)
- 脅威3(理由)

#差別化ポイント
- 差別化要素を箇条書きで提示し、簡潔な説明を添えてください。

#新しいアプローチ案(2つ)
- アプローチ1(理由)
- アプローチ2(理由)

出力結果

webマーケティングフレームワーク SWOT分析のプロンプトのアウトプット
まけぴよ

理由も述べさせることで、出力内容がより具体的になりますね!

プロンプト演習問題

それではSWOT分析を活用したプロンプトを考えみましょう!

演習問題

海外語学学習サービスが国内マーケット参入を検討しています。
サービスではネイティブ講師のオンライン英会話レッスンを提供し、主要顧客は20代~50代のビジネスパーソン。競合は既存の大手英会話スクールや無料学習アプリ。
価格設定やブランド認知度が課題となっています。

上記の状況において、SWOT分析を実施させるためのプロンプトを作成してください。

プロンプト作成時の要件
  1. #(ハッシュ)や-(ハイフン)などの記号を必ず使うこと
  2. ChatGPTに役割を与える (「マーケティングの専門家」など)
  3. SWOT分析をする目的をChatGPTに伝える
  4. SWOT要素は、なぜ強み/弱み/機会/脅威となるのか、説明を補足させること。
  5. 出力形式はSWOT分析結果→差別化ポイント→新しいアプローチ案の順で提示させること。
  6. 各新アプローチ案には、実行のしやすさや効果を簡潔に補足するよう指示すること。

この演習問題にトライした後は、#DXアップ #AI実践チャレンジ のハッシュタグでぜひ感想をポストいただけると嬉しいです!

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