STEP①ではプロンプトの基本について学習しました。
STEP②からはいよいよプロンプトの基本知識を踏まえて、実践的なWebマーケティング業務にAIを活用していきましょう!
今回はWebマーケティング施策を考える上で重要な要素であるペルソナを作成します!
AI実践チャレンジではWebマーケティングの基本的なポイントも丁寧に解説していきます。
最後の演習問題にもぜひチャレンジして、実践的なAI活用×Webマーケティングスキルを身につけていきましょう!
マーケティングの基本:ペルソナとターゲットについて
ペルソナってなに?
ペルソナとは、「サービス・商品の典型的なユーザー像」のことです。
例えば、「30代後半の共働き夫婦で、2人の子どもがいる。時間に追われる日々を送っており、便利で時短になるサービスを求めている」といった具体的な人物像をペルソナでは設定します。
Webマーケティングにおいて、ペルソナを設定することはとても重要です。
なぜなら、商品やサービスを売るためには、誰に対してその価値を伝えるのかが明確でなければ、効果的なマーケティング施策を考えることができないからです。
ペルソナを設定するメリットを以下にまとめました。
- 1. 共通認識の形成
-
チーム全員で一貫した顧客像を共有することで、コミュニケーションのズレを防ぎ、プロジェクトを効率的に進行できます。
- 2. ユーザー理解の深める
-
詳細なペルソナを設定することで、顧客の視点に立った施策や製品開発が可能になり、よりユーザーに寄り添った価値提供ができます。
- 3. 時間とコストの節約
-
顧客像が明確になることで、施策の方針が明確になり、効率的なアイデアに絞ることができ、時間やコストを削減できます。
ペルソナがマーケティング施策を考える際に重要な要素ということは分かりましたね!
では次にペルソナとターゲットの違いもおさえておきましょう!
ペルソナとターゲットの違い
Webマーケティングでは「ペルソナ」と「ターゲット」という言葉がよく使われますが、これらは混同しやすいので区別が必要です。
ターゲットとペルソナはどちらも商品やサービスを使うユーザーを指しますが、その人物像の具体性に違いがあります。
- ターゲット
-
幅広く、ざっくりとした人物像
例:20代女性
- ペルソナ
-
より具体的な人物像
例:25歳、社会人3年目のOL、大阪市在住、趣味はInstagramでカフェを探すことが好きな女性
商品やサービスを実際に利用してもらうユーザー像という点ではターゲットもペルソナも一緒ですが、人物像の設定をどれだけ深くするかが異なります。
それでは、実際に生成AIを活用してペルソナを作成してみましょう!
#指示
食品マーケティングの専門家としてペルソナを作成してください。
#テーマ
北海道の特産素材を使った「ご当地スイーツ」のペルソナ構築
#条件
出力するペルソナには{#出力項目}を必ず含め、すべての項目に具体的な内容を含めること。
#出力形式
表形式
#出力項目
– ペルソナの基本情報(氏名、年齢、性別、職業、居住地、教育水準、所得層)
– ライフスタイル(趣味、興味、家族構成、生活習慣)
– 購買行動(購入決定プロセス、情報収集方法、購入頻度、購入決定要因)
– ニーズと課題(求める製品特性、解決したい課題、製品選択時の考慮、製品の使用場面)
– 心理的特性(価値観、購買動機)
– デジタル行動(SNS利用状況、情報を得るプラットフォーム)
– 競合スイーツに対する見解
出力結果
出力項目を細かく設定することで、具体的な顧客像をイメージできるペルソナが作成できました!
また出力形式を表形式での出力にすることで見やすく情報がまとめられました。
プロンプトを考える際は、ChatGPTと対話しながら考えてみるのもオススメです!(例えば、このテーマのペルソナにはどんな項目を出させると効果的か、自分の作ったプロンプトをフィードバックして!など)
ペルソナを参考に施策を考えよう
マーケティング施策を考える際はペルソナを設定し、それをもとに施策を考えていきます。
今回はペルソナを考えた上で次の施策を考えるステップもChatGPTに指示してみましょう。
例えば、ペルソナをもとにして以下のようなマーケティング施策を考えることができます。
- Web広告のターゲティング
- 商品開発のアイデア
- イベントプロモーション
- 販促キャンペーンの企画
今回は前回のペルソナを考えたプロンプトを追加修正して、以下のプロンプト例を考えてみました。
#指示
食品マーケティングの専門家として、北海道の特産素材を使った「ご当地スイーツ」のマーケティング施策を立案してください。
#テーマ
北海道の特産素材を使用した「ご当地スイーツ」のペルソナ構築およびマーケティング戦略
#条件
ペルソナには{#出力項目}をすべて含め、具体的な内容を盛り込むこと。
ペルソナをもとに、ターゲット層に向けた具体的な施策を提案してください。
#タスク1
{#出力項目}をもとに、詳細なペルソナを表形式で作成してください。北海道の特産スイーツを好むターゲットを具体的にイメージし、購買行動や心理的特性まで深掘りすること。
#タスク2
タスク1で作成したペルソナの情報をもとに、季節ごとの購買トレンドとそれに対応したプロモーション施策を考えてください。特産素材の特性や季節感を活かした商品提案やキャンペーンを含めてください。
#出力項目
– ペルソナの基本情報(氏名、年齢、性別、職業、居住地、教育水準、所得層)
– ライフスタイル(趣味、興味、家族構成、生活習慣)
– 購買行動(購入決定プロセス、情報収集方法、購入頻度、購入決定要因)
– ニーズと課題(求める製品特性、解決したい課題、製品選択時の考慮、製品の使用場面)
– 心理的特性(価値観、購買動機)
– デジタル行動(SNS利用状況、情報を得るプラットフォーム)
– 競合スイーツに対する見解
出力結果(タスク2のみ抜粋)
まずペルソナを考えさせてから、それをもとにマーケティング施策を考えさせて、具体的な提案をアウトプットさせることができました。
いきなりマーケティング施策を考えさせるよりもペルソナを考えさせるなど、段階的に出力させた方がより具体的な施策が出るようになります。
プロンプト演習問題
それでは、ここからは皆さんもプロンプトを考えて、ペルソナを作成してみましょう。
以下の状況を想定して、ペルソナの基本情報を考えてください。
状況: あなたは、オンラインでも利用できるフィットネスジムを運営しています。このジムは、初心者でも安心して取り組めるプログラムや、自宅で簡単にできるトレーニングメニューを提供しており、運動習慣を始めたいと考える人をサポートすることを目的としています。
- #(シャープ)や-(ハイフン)などの記号を使うこと
- ChatGPTに役割を与える (「マーケティングの専門家」、「SNSマーケター」など)
- ペルソナの項目は表形式で出させる
- ペルソナの内容をもとに、マーケティング施策も考えさせる
- ChatGPTからのフィードバックを基に再度プロンプトを改善させて最終版を作成する
この演習問題にトライした後は、#DXアップ #AI実践チャレンジ のハッシュタグでぜひ感想をポストいただけると嬉しいです!
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